なんとなく覚悟したけど・・・また神谷の名前に傷を付けてしまったか。
反省、と思って自分の頭を叩いた。
龍世君は「ちょうどいい静養期間だよ」なんて言ってるけど、
どうせあたしの体力じゃ明日にでも復活してるって分かってるくせに。
「でもね、鈴ちゃん」
「ん?」
「君には、こんなものも届いてるんだよ?」
そう言ってあたしの前に差し出されたのは、賞状だった。
「感謝、状・・・?」
そんな書き出しで始まった賞状には、確かに『真城 鈴殿』とあたしの名前が書いてある。
その文面にゆっくりと目を通すあたしに、
「友達を守ろうとしたその勇気を称えます、ってことだよ」
龍世君は微笑んで、驚いているあたしの頭を「頑張ったね」と撫でてくれた。
「そんな!あたし、別に何もしてない!」
確かに立ち向かおうとしたけど、結局最後の最後で諦めかけた。
あの瞬間、沙紀が迎えに来てくれなかったら、どうなっていたか分からない。
そこまで考えて、あたしははっと思い出す。
「そうだ、沙紀!沙紀は!?」

