Sの法則-平凡姫と俺様SP-




そんなことを考えながら見送ったメグのその手には、しっかりとあたしのあげた紙袋が握られてて、あたしは一人満足して大きく頷いた。

「良かったですね」という沙紀の言葉に、あたしはにししと笑う。



「あ、そういえばトイレの場所聞けば良かった」



さっきからトイレ行きたいと思ってたんだった、とプレゼントを渡した安堵感の後思い出す。

その身も蓋もない言い方に沙紀があきれかえることなんて予想通り。

(その顔だって見慣れたものよ!)



「とりあえず、外に出たら誰か教えてくれるかな?」

「左様でございますね」



一々突っかかる気も起きず、あたしはホールを出ようと動き出した。

もちろん沙紀はSP、あたしの後を当然のように付いてくる。

そしてホールの出入り口であるドアに手を掛けた時だった。



「あのー・・・すいません」



女性の声に振り返る。

見ると、20~30代だろうか、4人組の女性がそばにいた。

ただ、彼女たちの視線の先は・・・間違いなく、沙紀。