Sの法則-平凡姫と俺様SP-




けど、すぐに逸らした。

───あのダンスパーティーの日から、なんだか沙紀と目を合わせると苦しくなるのだ。

それもこれも、アイツがあんな変なこと言うからよ!

(からかわれているのだと分かっていても、あたしの恋愛偏差値いくつだと思ってんの!)

あたしの挙動不審な行動を突っ込まれないように、あたしはいそいそと封を破った。



「鈴様、せめてハサミをお使いになってください」

「いーから」



びりびりとのり付け部分を破るあたしに、沙紀はまたため息。

そして中から出てきたのは、一枚の白いカードだった。

オフホワイトの高そうなツヤツヤの生地に、四つ角にはバラのデザイン。

メグは本当にバラが好きだし似合うよなーと頭の片隅で考えながら、文面に目を通した。



「宇佐美様はなんと?」

「んー、なんか来週メグの誕生日パーティーやるから来いってー」



ほら、と言って沙紀にカードを渡す。

「おや」と言いながら沙紀はカードを受け取って、文面に目を通した。