Sの法則-平凡姫と俺様SP-




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「せっかく私が体を張ってお守りしたというのにまったく・・・」

「うん、ごめん」



そして翌日のダンスパーティー本番。

昨日と同じドレスを着ているあたしがいるのは2階のテラス席・・・with松葉杖。

そう、沙紀があたしを庇ってくれる前に、宇佐美さんを押した瞬間どうやらあたしは捻挫したようだった。(たしかに、なんだか足首が痛かったような)

一方の沙紀は、防弾チョッキを着てなかった範囲にほんの少しの切り傷で大事には至らなかったみたいで。

今はこうして完全復活、相変わらずのドS毒舌全開であたしの隣に立っている。



「だいたい、鈴様は考えるより早く行動しすぎなんです。あのときもわざわざ鈴様が行動に移さなくとも、私と宇佐美様のSPがお助けしておりました。どうして人を頼るということを覚えられないんですか。
そもそも、あのように突き飛ばして宇佐美さんが怪我でもされていたら元も子もないでしょう。旦那様の時に学ばなかったのですか?今回は偶然宇佐美様が無傷だったから良かったものの、もう少し冷静な判断力を持つべきですよ」

「・・・返す言葉もございません・・・」