あまりにも素直に宇佐美さんが認めたから驚いた。
宇佐美さんは恥ずかしそうにあたしを睨んだけど、どこか寂しそうで。
やっぱり恋する女の子は可愛いなぁなんて思って笑ってしまった。
「何笑ってるのよ!」
「いや、宇佐美さん可愛いなぁと思ってさ」
「んなっ!!」
「そういえば宇佐美さんの下の名前恵実だっけ?メグって呼んでもいい?」
「貴方ねぇ!調子に乗るのもいい加減に「危ない!!!」
宇佐美さんがそう言って声を荒げた瞬間だった。
知らない大きな声が響き、なぜだか分からないけど、すぐにそれがあたし達に向けられたものだと分かった。
顔を上げると、さっきまで工事で直されていたはずのシャンデリアが宇佐美さんの頭の上に落ちてくるのがスローモーションのように見えた。
それに気付くと同時に、思わず反射的に宇佐美さんを勢いよく突き飛ばす。
この感覚2回目だ。
そう思ったのに、違ったのは───あたしの体が、温かい何かに包まれたこと。
ガシャーンッ!!
シャンデリアが割れた音が、そして多くの悲鳴が響く。
どうしてだろう、暖かい。そして、なんとなく右足がじんわりと痛むだけで全然衝撃がない・・・。
ぎゅっと瞑っていた目を、ゆっくりと開く。

