今日はなんだか恋バナをよく耳にしていたけれど、まさか宇佐美さんからその手の話題を振られるとは。
常陸院?・・・あぁ、さっき明日躍る約束したアイツか。そういえばそんな名前だった気もする。
(ほら三文字!)
「え、なんで?明日躍る約束しただけだよ」
「だからお付き合いなさるのか聞いてるんじゃない」
「・・・ごめん、全く話のつながりが見えない」
あたしの言葉に、宇佐美さんは怪訝そうな顔をして沈黙。
それから、
「まさか、貴方ダンスパーティーのジンクスを知らないの?」
と言った。
ジンクスなんて知るわけがない。だってまだ転校してきて2ヶ月ちょっとなんだから。
知らないって言ったらまた「信じられない!」とヒステリックな声をあげるんだろうか。
まぁ知らないものは知らないんだけどね。
そう思って首を縦に振ると、宇佐美さんは「・・・常陸院さん、ご愁傷様」と静かに呟いただけだった。
「どういう意味?」
「あのね、ダンスパーティー当日に、一番最初に躍った方とお付き合いすると末永く幸せにいられるというジンクスがあるのよ」
「えぇ!?」

