Sの法則-平凡姫と俺様SP-




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ダンスパーティーのリハーサルは・・・なんていうか、リハーサルと称して本番さながらだった。

初めに明日のタイムスケジュールや段取り、マナー講座や来賓説明を受けて、

あとは明日の本番通りのダンスタイム。

あと違いといえば、食事がないことや、来賓がいないこと、そしてまだ設備の工事中だってことぐらいか。

壁際のシャンデリアを工事している職人さんを見ながら「お疲れ様でーす」と心の中で唱えた。



「真城ー!俺と躍ろうぜー!」



3曲目も終わり、ふぅとため息をついているところでやってくる新たな男。

なんていうか、自分で言うのもあれなんだけど・・・本日あたしはモテている。

それはあたしが気軽に話しかけやすいからか、ドレスでキャラ変したからか、神谷の名前が関わってるからか、真意は定かでは無いけれど。

女子生徒の方が多いこの学園で女性は毎回何十人も余っているというのに、

あたしは3曲連続でお誘いを受けているのだ。

(ちなみに龍世君とは躍っていない)

(なぜなら彼の周りには女性の包囲網が出来ているからだ)