Sの法則-平凡姫と俺様SP-




中に入ると、すでにみんなの変身は着々と進んでいた。

教室の倍はある大きな部屋の中には、人数分よりさらに多い鏡台が並んでいる。

その鏡台ですら、1つ1つに装飾が施されてる・・・いったいいくらするんだか。

そして、更衣室内には着替え専属の本校のメイドさん達がそろい踏みで、せっせとお嬢様方の着替えを手伝っている。

様々な色の華やかなドレスを着こなす彼女たちは間違いなくクラスメートなのに、

服のせいか髪型のせいか、はたまた生まれ持ったオーラのせいか、まるで別人のようだ。

(さながら本番じゃないか、と思うような気合いの入りようだ)

初めて見る更衣室とその光景に、あたしは入った瞬間圧倒される。



「さぁ、真城様はこちらですよ」



あたしが完全に固まっていると、

あたしを待っていてくれたらしい(申し訳ない!)メイドさんに案内されて、奥にある鏡台に連れて行かれる。

その鏡台にはすでに3人のメイドさんがいてくれて「時間がありませんわ!」とあっという間に服を脱がされた。