「んー?」
「ダンスパーティーのドレスはお決まりになって?」
「あー、ドレスね。一応作ってくれたっぽい」
この間突然メイドさん達に部屋を突撃されたかと思ったらあっという間に全身を採寸されたっけ。
(その時に、バストを測ったメイドさんがこっそりため息をついたのはこっそり根に持っていたりする)
どんなのかは知らないけど、確かレモンイエローって言ってたかな。
そう言ったら、彼女たちはまたわぁっと盛り上がった。
「明るい鈴ちゃんにぴったりの色ね」
「“神谷”の作る女性のドレスは初めて見るわ!」
「きっとすごく素敵よ。楽しみね!」
恋バナにドレスの話に盛り上がる彼女たちはいかにも女の子だ。
本当に、育ちから中身まで何から何まで違う・・・そんなことを思うと、本当にあたしは恋云々前に自分が女の子であることを忘れてしまいそうになる。
ははは、と苦笑していたが、そこであたしはまた固まることになった。
「私、リハーサルのドレスもとても楽しみでしたもの!」
「・・・リハーサルの・・・ドレス・・・?」
「あら、鈴ちゃんご存知ありませんでした?」
ののかちゃんは、あたし以上に驚いた様子で目をパチパチさせる。

