(あたしなんて、家にいたころは、たかが修学旅行から帰っただけでもおかえりなさいパーティーやって盛り上がってたのになー)
決して豪華な御飯でもないし、家は古いし、部屋はぐちゃぐちゃだけど。
ここよりずっと賑やかで、笑い声が絶えなかったし、何よりもっと御飯にだって親しみがあった。
友達先輩後輩集まって、お土産のお菓子つまみながら、色んな話したっけ。
修学旅行明けとかカップルいっぱい出来てたから恋愛話なんていっぱい・・・
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
って、待てよ?
「沙紀、ちょっと」
あたしはさっさと沙紀を呼び寄せると、自分の頭に浮かんだことを耳打ちした。
沙紀はあたしの話を聞き終えると、目を丸くしてあたしの顔を穴が空きそうなほど見つめる。
「・・・ダメ、かな?」
あまりにも見つめられたせいで不安になって問いかけたら、沙紀はふっと笑った。

