勝手に調べてごめんなさい、とののかちゃんは頭を下げたけど別にそこは気にしてない。
それより、ののかちゃんの下心は、どうやら『カップラーメンの作り方を知りたい』ということらしい。
そんなこと言ったって作り方書いてあるだろう。
っていうかお湯入れて3分だよ、3分。一番単純なものでだけど。
一番手前にあったカップラーメンを手にとって小さくため息をつく。
「───下心で始まってしまった友情だけど」
「・・・」
「こんなこと言うのはズルいけど、私、真城さんとお友達になれて良かったと思っているのはホントなの」
突然の言葉にあたしは驚いてののかちゃんを見た。
ののかちゃんは珍しく真剣な顔をしていて、「あのね」と続けて言葉を紡いだ。
「私ね、海外暮らしが長くて、中等部の途中の転校生なの。
そこに人見知りな性格もあったせいで本当はうまくクラスにも馴染めていなかったのよ。
だから、真城さんに“ののかちゃん”って呼んでもらえて、すごくすごく嬉しかった・・・っ」

