一ノ瀬先輩。



今アナタがこれを読んでいるということは、わたしはここにいられなかったんですね。



母に頼んでおいたんです。



わたしがここを発つときが来たら、このノートをアナタに渡すように。




わたしはアナタを忘れるのがいやだから、忘れないうちにこのノートを書きました。




先輩。


大大大好きです!!



今までありがとうございました。



そして、今度こそ本当にさようなら、です。




わたしは、先輩のことを忘れてしまうかもしれません。



でも、先輩にはわたしのこと忘れないでいてほしい。




わたしの分も、わたしのことを覚えていて欲しい。




ムカつく奴でも、鬱陶しいやつでもかまわないから。





アナタの頭の中に、いさせてください。