〖短編〗アオゾラ。―101ページの思い出―




「…」



「俊、返事は?」


「う…」


「返事をしろ~~~~!」



そう言って、一ノ瀬先輩の首を腕で締め始めた。



「ぐっ…ギブギブ!」



「ほら、返事は!?」


「し、死ぬ…」



「さっさと返事をしろぉ!!」



「いっ…イダイイダイイダイイダイイダイ!!!」





そんな光景を、微笑みながら見るわたし。


でも、気付いてしまった。





東先輩…楽しそう?



「…そっか、わかっちゃった。」
















東先輩、一ノ瀬先輩のこと好きなんだ。