「あー、ボーカル落ちた奴らか。 ふーん、ま、頑張れば?」 …え゙!? 探すの手伝ってくれてもいいのに… 「う、ハイ…ガンバリマス。」 わたしはそう言って、再び靴探しの旅に出た。 …とはいえ、やはり暗闇は怖い。 あー、もう探してない所ってどこ!? 先輩に会ってから、30分がたった。 先輩、ヒドいな… 探してくれてもいいのに。 そう思っても、やっぱり先輩のことは嫌いになれなくて。 「はぁ~~~~~~…もう泣きそう…」 怖くて僅かに涙がにじんだとき。 カタンッ