その後、わたしが歌い終わると、ベースやギターの先輩がよってきた。 「なんか今日音のバランスめっちゃよくね!?」 「きっと符和ちゃんのおかげだよ。さんきゅな。」 お礼を言われて、なんだか照れくさかった。 「先輩たちの伴奏、とっても歌いやすかったです! こちらこそ、ありがとうございました!!!」 わたしはそう言って、深く頭を下げた。 「それじゃあ、各自練習に励むように。」 一ノ瀬先輩の言葉で、皆練習に戻っていった。 一年はもう、今日の用事がないため、これで帰りの支度をすることになる。