「あの…すみません、ついわたしの曲を歌ってくださってると思うと、嬉しくて…」



そう、出くわしたのは、わたしがマイクをかっさらった、ボーカルの人だった。



「へー、そうだったんだ…



















    ──────って、ぇぇぇえええ!?」









ひいいいいいいいいいい!!



「すっすみません!!」



「アナタ様がわふわふさん!?


マジで!?

ホンモノ!?



アタシ大好きです!!


愛してます!

わふわふさん一筋です!!」



そう言って手を握られ、ブンブンと振り回される。



軽く目が回った。