「失礼しまーす…」 仮入部期間中の現在、わたしは軽音楽部に来ていた。 中からはギターの音や、ベースの音、様々な音が聞こえてきた。 「ようこそ軽音楽部へ───…ってああああ!!」 「すみませんんんんんんん!!」 女の人に叫ばれた瞬間、わたしは土下座をしていた。 「え…あ、いや、うん。」 女の人は、なんだか申し訳なさそうに言った。