土方がなにか言おうと
口を開ききる前に話を続けた。
それから原田は
歯切れの悪い終わらせ方をしたが
そのあとは誰も口を開かなかった。
「私の、」
私が沈黙を破ると、
皆、一斉に私を見た。
「私の、予言者としての存在が
世間に知れたらどうなるのですか」
私の言葉に
土方は少し考え込むような
姿勢を見せた。
「まぁ、全国規模で、
お前の争奪戦が始まるだろうな。」
え、やだ。
「それに、他所にとられるよりは
消した方が良いと考える者も
出るかもしれん。」
そうか、私、
それなりにやばい嘘ついちゃったんだ。
けど、もしかしなくても、
これは利用できる。
「私、ここにおいて頂きたいです。」
「お?」
原田が、面白そうに
私の顔を覗きこむ。
「おまえなぁ……」
土方は呆れた顔で
私を見ている。
「私の未来に殺されるという
予言はございません。
それに、あなた方にはかなり、
美味しいお話かと思いますが。」

