「それで、話ってなんだ。」
仕切り直すように
土方がため息混じりにそう言った。
「望月ちゃんをさー、」
そういって、
原田は私を見る。
周りの人間も私を見る。
それより、私がなんだ。
本人もピンと来ないことを、
こいつは一体何を言おうとして
いるのだろうか。
ユキも沖田の腕の中から
私を見ている。
「望月ちゃん、ここに
置いとくってのはどーだ。」
……
………
……………
なんだ?
何をいってるんだ?
今、こいつ何を………?
「原田………お前、
なんだって急に……そんな。」
土方も驚いて
言葉がうまく出ない様だった。
周りの、近藤や沖田達も
口がだらしなく開きっぱなしに
なっている。
さっき、外に出掛けたとき
それらしきことは言っていたが
まさか本気にはしていなかったし、
それに、こんな急に、
「あれま、俺ぁてっきり
近藤さん達もそう考えてると
思ってたがなぁ??」
「あ?」
原田の返答が予想外だったのか
訝しげに眉をひそめる土方。
「望月ちゃんは全てを知ってんだぞ?
これから先、誰がいつ、なんで、
死んじまうのか。」
周りの人間達の顔が
なんとも言えぬ面持ちに変わる。
「土方さんも少しは
考えたことじゃねーのか。」
そう、
土方に問いかけておきながら、
「それに、いずれ望月ちゃんの
予言者としての存在が世間様に
知られるようになったら………」

