私は原田 佐之助が部屋を出てから
2つの事を考えた。
1つは、
今すぐ、ここから逃げること。
2つは………
………!
良い考えが浮かんだ。
スパッ………
「望月?入るぞ。」
原田だ。
「はい、どうぞ。」
そう返事をかえす。
「具合、どぉだ??」
原田の背後からひょこっと現れた
のは、藤堂 平助だった。
「おかげさまで。
皆様にも大変ご迷惑をお掛け致しました。」
「……まぁ、あの場でのたれ死なれる
よりはよかったってもんだ。」
私の言葉にそう返してきたのは、
背が高く、真っ黒な髪を一つ結いした
綺麗な顔をした男だった。
無愛想だな。
「まぁたまたぁ。土方さんそんなこと
いっちゃってぇ。ごめんね、龍香ちゃん?
こんなんでも、一応この人照れてるから。」
そうか、この無愛想な人が土方 歳三。
なるほど。
そして、今喋った麻色の艶やかな髪を
ハーフアップにして現代的なイケメン顔をした
この男はきっと…………
「おら、総司!てめぇだってそんな言って
望月にお近づきしてぇだけだろうが。」
やっぱり、麻色の髪の毛は沖田 総司か。
それできっと、
今喋った筋肉マッチョメンは………

