結局、午後の授業は全てサボった。 カバンを取りに教室へ戻ると、担任が 私を待っていた。 「白雪、お前授業サボったんだって?」 うちの担任はいかつい体育会系の男。 熱血で、自分の信条があって。 まぁ、正直に言うと、面倒くさい。 ものすごく。はてしなく。 私は担任を一瞥して、微笑む。 否、嘲笑した。 「何が可笑しいんだっ!」 急に大声を出されるが、怖くもない。 むしろ、滑稽だ。