今日は文化祭だ。
友達と美姫のいるクラスに向かう。

「なぁ黒雪姫は何のコスプレー?」

そう言う友達をギロリと睨む。

「黒雪姫じゃねぇし。」

俺は美姫が黒雪姫、なんて呼ばれている
理由がわからない。

あんな純粋ないい子なのに。

「ごめんごめん。」

少し申し訳なさそうな顔をする友達。
まぁ許してやろう。

「んー?着ぐるみって言ってたけど。」

思い出したら笑える。
すごく嬉しそうに言ってたもんな。
熊の可愛い着ぐるみです!って。