「いやー大繁盛だねぇ。」

横で呑気な声を出す梨花ちゃん。
しかし私はそれどころではない。

「まぁなんてったって、この喫茶店には
いい人材がいますからねー。」

にやにやとしながら私の顔を見る。

「いつ用意したんですか!!」

私は、今着ている服のスカートの袖を
ぎゅうっと力強く握り締める。

「あんたが、誰かさんととイチャイチャ
している間、かなぁ。」

悪びれもなくそう言われ、私の顔は赤く
染まっていく。

イチャイチャって!!