「俺の言ったとおりだったでしょ!」

読み終わるなり、大路はそう言った。
嬉しそうなドヤ顔がむかつく…。

「調子にのらないで下さい。ものすごく
鬱陶しいです。」

私が軽くあしらうと頬を膨らませた。
お前は女子か!いや、可愛いけど。

「で、何で俺に見せてくれたの?俺の事
信用してくれてるって思っていい?」

「調子にのらないで下さい。ものすごく
鬱陶しいです。」

「いや、さっきそれ聞いたよ。デジャヴ
だよ。」

ははっと笑い、動揺してるの?と、自信
ありげに聞いてくる。

うぜぇ。だけど。



図星。