次の日。

私は今、ポストの前に立っている。
何故かというと、手紙を出すためだ。

祖父母に、ちゃんと真実を確かめようと
思ったから。

返事を書いてくれるかわからないけど。

うん。そこまでは、よかった。

けどね、何でかな?

「大路、何でいるんですか?」

…このセリフ、コイツに向かって、何回
言っただろうか。

「昨日、便箋買ってたから!それじゃあ
見せて!!」

満面の笑みを浮かべ、大路は私の手から
手紙を奪い取った。