<羅夢side>



今、とてつもなくイラついている


それは、ぶつかってきた奴のせいだ




自分が前を見てなくて俺にぶつかってきやがったくせに謝りもせず俺のせいだと言うのだからな



「謝れよ。貴様が」



「なんなのよ!ぶつかってきたのはあんたでしょ!あんたがあやまりなさいよ!」






イラッ


キレてもいいよな。こいつの自業自得だよな。俺のせいじゃないよな



「あんたね!こんなことしてタダですむと思ってんの!?」









「あぁ、思っている。貴様もそんな口たたいて後悔すればいいよ」




そう言うと、羅夢は拳を女に振りかざした