<緋瀀side>


パシッと腕を掴まれた


「…ぉ…に……さわ……な」


「「?」」



「俺に、触るな!!」





パシンッ





俺は腐れ外道の一人にビンタをした

腕も振りはらって







シーンと教室が静まり返った

するとメス豚どもがコソコソと話していた

「うわっ、最低あの人」

「珱崎くんにあんなこと!」

「なんなのあの人!」



いろんなこと言われている

でも俺はそんなのは気にはしない



「緋瀀…」



あーあ、まただ




震えが止まらない


ただ腕掴まれただけじゃん



「緋瀀、行くよ」

「……ぅん…」




「あと、おい!メス豚ども!コソコソせずに堂々と言いやがれ!クソが…!」



はは、俺が思ってること言ってる

双子でよかった