「…ぇ、今の人見た?」

「あー、みたみた…」

「悪魔みたい、な。ね?……」

「え?どうしたの?…」

「あのね、あそこにいる二人の目がね…」


























うるさいうるさい

そんなことはわかってる

悪魔の目だよ

「緋瀀」

「羅夢」


「「両目とも、なってる」」




はぁあ気にしてなかったつもりだった



「入学式どうする?」

「この目じゃいけないさ」

「だよね。屋上行こう」

「うん」

















私たちは先生たちに見つからずに階段を上り屋上に行った