「はぁ〜…」

んん…なんか今日一日すごく疲れたな〜。

なんて考えながら帰り道を急ぐ。

あ…ジャージ…持って帰ってきちゃったなぁ…。

メールの返信もできてないし…。

好きだって気づかなかったら普通に接しられてたかもしれないのに…美咲が余計なこというから…!

「私が何かな?華恋ちゃん」

「…っぁ!?み、美咲!?
あ、あんたいつからいたの!?」

「んん…華恋ちゃんが盛大なため息をついているものだからどうしたのかなってし、ん、ぱ、いして!
声かけてあげようとしたら…
「美咲が余計なこというから」
とか、聞き捨てならない言葉を聞いてしまってね?(にこにこにこ)」

う…に、似てる上に怖い…。

「え…えーと…それがね…?」






「ってわけなんだよねぇ〜」

「……………」

「美咲…?」

「んーっと。それって私のせいなのかな?
だって、ほら。
華恋ちゃんがい、く、じ、な、しの…へ、た、れ、ち、き、ん…。
なのがいけないんじゃなくって、私のせいなの?(にっこり)」

「うぅ…そうですよ!
わ、私が意気地なしのヘタレチキンだからいけないんですよーだ!」

むぅ…毒舌だなぁ…自分で言って結構なダメージだし…。

「とにかくさ…華恋。」

あ…真面目な話なんだな。

「華恋はどうしたいわけ?
後悔先に立たずだよ。
悩んでいてもどうにもならないことだってあるし。
悩むのは後からいくらでもできるんだよ。
自分の本当の感情を恥ずかしいからとかで消すのはやっぱり華恋らしくないよ?」

「……………」

「…ね、華恋ちゃん♪
私は華恋ちゃんの好きなようにすればいいと思うよ!」

やばい…泣きそう…。

「うっ…ふぇ…ふぇえええん」

「わっ!な、なに?なんで華恋ちゃんが泣くの〜!?」

「だ…だっでぇー!
美咲が優しいこというからー!
あんだけ人をけなしておいてぇ…ふぐぅ…」

「ふふふっw
いつも華恋ちゃんが私にこうゆうこと言ってくれるからね…助かってるんだよ…いつも。
ありがとう。」

「…っ…ふぇ…(ずびっ)」

「こ、こちらこそだもん!」

「じゃぁ、帰ろ!華恋ちゃん!」

「うんっ!」

帰ったらメールをしよう。

そしていつか伝えよう…この気持ち。

好きって言っならおどろくかな…?

好きって返してくれたらいいなぁ…本当は伝えるよりも伝えられたいけど…。

ふふふ…楽しみだなぁ♡