日直の仕事が終わり、急いで屋上へ向かう

『あ〜お腹減った〜っ』

タッタッタッタッタッ…

あれ…屋上ってどこの階段からだっけ…渡り廊下…渡りろ

ドンッ…

わぁ…っ!?

「きゃっ…っ」

『わっ…ご、ごめんね?大丈夫?』

そう言って僕はぶつかってしまった女の子へと手を差し延べる

「っ…ぁ…あり…が…とぉ…////」

そのこは何故か顔がすごく赤くってさっきの華恋を思い出す…。

ドクンッ…

ん…?なんだろ…。

『怪我…ない?』

「…(コクコク」

『え〜っと、それじ「あの…っ!転校生って…あなた…?」

『あ、う、うん…!空輝っていうんだ、よろしくね?』

「空輝君?…君が…(ニコッ
私の名前は西条姫愛(さいじょう ひめあ)」

『えっ…も、もう一回…』

「…(クスッ
西条…西条姫愛。」

『…えっ…もしかしてきみって…「じゃぁね。空輝君…(ニコッ」

…そう言って意味有りげに微笑む彼女はどことなく…あの人に似ていた。

まさか…まさか…ね…偶然…だよね。

そう言って振り切るようにして階段をかけ登った。

その後ろ姿をひとりの少女がにっこりと微笑んで眺めているのも気づかずに。