「あ…………ごめっ…………○$¥★∀◎□▲!?」
間近で見るその男の子はもう本当に美少女で。
透き通ったような白い肌に長い睫毛。
アイプチですかと言いたくなるようなくっきり二重で大きな瞳。
そして
「小さいって言ったら殺す。」
「言ってない。」
「で、どいてよ、邪魔。」
そう、小さい。
何ですか、その私よりも細そうな腕は。
反則です。
もう言っちゃえば私のどストレートなタイプ。
まぁ男苦手だから近寄れないけど。
男の子が迫ってくるので逃げるようにして横へ避けた。
「なんでそんなにビクビクしてるわけ。」
………………え?

