「緋世璃ー、そんなに寒いなら 鈴宮くんと手を繋いじゃえば――――…っ、」 緋世璃の目線の先にいた人物に 緋世璃の様子が改めて可笑しいことに気が付いた。 「美空?どうした?」 「……。」 陸斗は私たちを心配している。 鈴宮くんはじっと緋世璃を見つめていた。 「青葉……だ、」 私がそう言うと同時に 青葉がこちらに気が付いた。