「起きろ、殺すぞ。」
「!?ったあー!!」
ぺしんと頬を叩かれたせいで
かなり頭が覚醒してきた。
いつもと違う朝に少し緊張する。
なんでだろうね。
「鈴宮くん、熱引いたね。どう気分は?」
「制服着替えるからあんたは風呂入ってきて。
昨日起きなかったから風呂入ってないでしょ。」
鼻をつまみながら言う鈴宮くん。
「なっ!!ひどいわ鈴宮くん!!」
「いいから早く入ってきて。
遅かったらおいていく。」
それってちゃんと間に合えば
一緒に登校出来るってことですか!!
鈴宮くんサービスしすぎじゃないですか!?
「はーいっ!」
テンションが上がった私は
鼻歌まじりにお風呂へ入った。