「ねえ、美空。」




「ん?どうしたの?」





可愛く首を傾げた美空。


うん、可愛い。私も惚れそうですよ。




「す、鈴宮くんの……お見舞い、頼まれた…。」





先程にて、担任の先生の近くにいた私。


だから頼まれました。



「あっ、ごめん!!


私今日デートなんだよねーえへへ♪


ってなわけで!!バイバイ緋世璃っ!」



「えっ、ちょ、ちょっと美空!!」




伸ばした手をするりと交わしてウインクしていった。



いや、可愛いんだけどさ。←









「はぁ………仕方ないか。」





1人で地図を持って、

鈴宮くんの家へ行くことを決意した。