「………。」
「どした?鈴宮くん何かしたの?」
あれから美空たちが帰ってくるまで1時間。
ずっと説教されてました。
「逆、そいつに迷惑かけられた。」
「う"。」
「あーあ、せっかく鈴宮くんと仲良くさせてあげようと
思ってたのに……作戦失敗だねー。」
「この人と仲良くするぐらいなら死んだ方がマシ。」
思い切り鈴宮くんを睨んだはずなのに
それよりもっと睨み返される。
「じゃあ死ね。」
「お前と仲良くした覚えがない。」
親指を下に向けて舌を出すと、
案の定やり返される。
あの、
やられたら、やり返す。倍返しだ!
的な?
なんて心の中で言って、
その日は何事もなく終わった。