―キーンコーンカーンコーン……







退屈だった数学の授業も終わり、昼休み。




「ひぃーよぉーりぃー?」


「あはは…………」


「あははじゃな………


ってこら緋世璃!!!待たんかいっ!!」






美空の長い説教は聞きたくないと叫びながら

廊下をかけていく。




廊下にいる子のほとんどがこちらを向いているが気にしない。


いや気にできない!!





行く先はもちろん3組。


最近3組にはとてもお世話になってる気が……







―ガラガラッ






そんなことを思いながらもドアを開けた。