―いらっしゃいませ〜♪



もうかなりのお客さんが店に来ている。


「……」



黙々と頼まれたケーキを作るけど


心は全く他の事を考えてた。




「ケーキ出来たよ。」



「緋世璃っ!!!元気だしな!!

あくまでもここはお店なんだから厨房でも笑顔で!!!」


「ごめん。」



よしっ!!!!

今は一旦鈴宮くんのことは忘れて


こっちに集中するしかない。



両方の頬を叩いて気合いを入れた。