ー輝sideー 目の前の扉に手をかける この扉がこんなに重く感じたのは初めてだ ブ『……本当に奥方様に言わずよろしいの で?』 優梨……。脳裏に優梨の顔が浮かんだ 輝「……くどい」 そう言うのと同時に屋上の扉を開けた 季節はもうすぐ冬になる。こんな時期に好き好んで屋上に来る人間はいないだろう よって、屋上には僕と舘の2人だけだった 舘がゆっくりと振り向たのと同時に後ろから扉の閉まる音がした