――――――――――――――――――――――― そのままあたしは屋上で泣いた。 あたしにとって、南は大切な存在だった。 でも、海斗への思いを埋めるための存在だったのかもしれない。 南はどこまでやさしいんだろう…… なんであんなに優しいんだろう…… いつも優しくあたしの頭に暖かくて大きい手を乗せてくれて、はにかんで笑って、全部大好きだった。 南は永遠だと思ってた。