心の中で納得していたら、部屋のドアがバンッと思いっきり開いた。


「おい、ブス。」

おいおい、朝から私のこと貶すなよ。
心の中でそんな突っ込みをして、私のことを貶してきた男を見る。


「何だよ」

と物凄い顔で言ってきたので
私は「ぷっ」と笑ってしまった。


あ、ヤバイ怒られる。

と思ったけど眠すぐて思考が回らない私。


笑ってしまったのが聞こえてしまったこの男は眉間にシワを寄せて私を睨む。


ヤバイヤバイ。と思いながらも眠すぐて動きたくない。

「先輩に手は出さないでくださいね。」

不意に隣にいた少年A(赤川くん)が喋っ
た。


そーだそーだ。
赤川くんもこの部屋にいたのだった。
眠すぐて起きてからすぐのことの記憶が吹っ飛んでいたよ。