「可愛いなんて、嬉しくねーし…。そ、そんなことより、委員長、結構喋るんだな。」 気がつけば、普通に古澤くんと、話してた。 たった一言、悪かったなって古澤くんが言ってくれただけなのに。 「委員長、笑ってる顔の方が…」 「へ…?」 最後が全然聞き取れなくて、聞き返す。 「な、なんでもねーよ。今度はボールに当たらずに帰れよ?バカ委員長。」 「バ、バカとは失礼なっ!」 廊下に出てしまった古澤くんにそういいつつも、さっきの会話を思い出して少し笑ってしまう。 なんだか、楽しかったな…。 ーーー