図書館彼氏【短編】

数日後。

「いつかこうなるとは思ってました。梨沙は君じゃないとダメみたいですね。お幸せに」


「すみません。俺も梨沙じゃないとダメなんです。必ず幸せにさせます。梨沙がお世話になりました」


たった今、俺は梨沙を取り戻した。

この日が来るまですごく時間がかかった。

でも、また梨沙が俺の彼女でいてくれることは本当に嬉しい。

次こそは彼女で終わらせない。

絶対に俺の妻にさせる。


「梨沙、俺ともう1度付き合ってください。そして、一生俺の隣にいてください」


「はいっ!私の隣にずっとずーっといてください」


「あたりめぇだろ?もう離さない。もう、どこにも行かねぇから」


「好きですっ!大好きですっ」


「俺も大好きです」


そう言って、俺たちはキスをした。

この幸せはもう誰にも壊されないようにする。

梨沙を待たせた分、俺は梨沙を愛す。