数時間がたち、あっという間に帰る時間になった。
最後の日はこれで終わり。
もうこの街に戻るまで会えない。
「なぁ、手、繋ごうぜ」
「うん」
でも、あっという間に梨沙の家はつく。
離された手。
会えなくなる実感がわいて、思わず抱きついた。
「は...やと?」
「ごめん、しばらくこのままにして」
「うん」
そう言った梨沙は俺をぎゅっと力を込めて抱きしめてくれた。
「じゃあ、俺帰るな」
「うん!ばいばい」
「じゃあな...」
これでいい。
また取り戻すから。
それまで待ってろ、梨沙。
少し長いけど待ってろよ。
俺、がんばるから。
最後の日はこれで終わり。
もうこの街に戻るまで会えない。
「なぁ、手、繋ごうぜ」
「うん」
でも、あっという間に梨沙の家はつく。
離された手。
会えなくなる実感がわいて、思わず抱きついた。
「は...やと?」
「ごめん、しばらくこのままにして」
「うん」
そう言った梨沙は俺をぎゅっと力を込めて抱きしめてくれた。
「じゃあ、俺帰るな」
「うん!ばいばい」
「じゃあな...」
これでいい。
また取り戻すから。
それまで待ってろ、梨沙。
少し長いけど待ってろよ。
俺、がんばるから。

