数週間後。

「宮田さんっ！」


「はーい、梨沙ちゃんかな？……って、颯斗くんも？」


「「付き合うことになりました！」」


「………えぇ！？きゃあ///おめでとっ‼︎私、嬉しすぎて………もう」



そう言いながら、宮田さんは泣いてくれた。

こんなにも喜んでくれるなんて思わなかった。

やっぱり宮田さんは私たちにとって大切な存在だ。


「ありがとうございます。こんな風になれたのは宮田さんのおかげです」


そう言って頭をさげる颯斗。

私もつられて頭をさげた。

感謝の気持ちを込めて。



「宮田さんっ！本当にありがとう。大好きっ」


「あれれ？梨沙ちゃん、その気持ちは嬉しいけど、言う相手が違うんじゃない？ふふっ」


「えっ？.......あ、えっとー.....」


「もう、照れちゃって！」


だって、宮田さん。

そんな簡単に大好きなんて言えないよ......。