数年前───。
「あら、梨沙ちゃん今日も来たの?」
「うんっ!あのね、今日は絵本読みにきたの!」
「そう。あ!そうだ忘れてた!はい、飴ちゃん」
「宮田さん、いつもありがとう!」
「どういたしまして」
この日は雨が降っていた。
ここに来る時に傘は壊れた。
でも、そのうち晴れると思って壊れたことは全然気にしていなかった。
………ザァーザァーザァ。
「えー、まだ雨降ってる……。あ!そうだ!こんな時はー……じゃじゃーん!てるてる坊主!」
「まぁ!なんでランドセルからでてきたの?」
「んーとね、まえにランドセルに入れててそのままだったの!」
「あらー、じゃあ新しいてるてる坊主も作りましょうか!」
「うんっ!」
てるてる坊主なんかで雨が止むって思っていた私は一生懸命作ったのを覚えてる。
晴れろー、晴れろ!って願いながら必死に。
でも、雨は止むどころか逆にどんどん強くなっていった。
「あら、梨沙ちゃん今日も来たの?」
「うんっ!あのね、今日は絵本読みにきたの!」
「そう。あ!そうだ忘れてた!はい、飴ちゃん」
「宮田さん、いつもありがとう!」
「どういたしまして」
この日は雨が降っていた。
ここに来る時に傘は壊れた。
でも、そのうち晴れると思って壊れたことは全然気にしていなかった。
………ザァーザァーザァ。
「えー、まだ雨降ってる……。あ!そうだ!こんな時はー……じゃじゃーん!てるてる坊主!」
「まぁ!なんでランドセルからでてきたの?」
「んーとね、まえにランドセルに入れててそのままだったの!」
「あらー、じゃあ新しいてるてる坊主も作りましょうか!」
「うんっ!」
てるてる坊主なんかで雨が止むって思っていた私は一生懸命作ったのを覚えてる。
晴れろー、晴れろ!って願いながら必死に。
でも、雨は止むどころか逆にどんどん強くなっていった。