部屋に戻って、金色の丸をながめます。

お日さまにかざしてみたり
投げてみたり
かじってみたり

それでも何なのか、さっぱりわかりません。



やっぱり、パパが起きるまで待てません。
出かけることにしました。

金色の丸をポケットに入れて出発です。
ママの家まで歩いて行くのです。

歩道なんてない、せまい道路です。
けいちゃんは道路の端の白い線の上をずっと歩いていきました。