『ルミ!起きなさい、6時だよ!』 あーもーわかったよぅ...

『早く起きないと遅刻するぞ!!』  起きてるからぁ・・・

『おい!!ルミ!!』


「あああああああ!もうっ!うるっさいなぁ!!!!!!!!!!!!!」

ガバッ!!! (シーン....)

「あ?あれ?おかしいなぁ。。。」

バタバタバタバタと階段から音がする。。。

あぁ、ママが上がってきたのか・・・

「ルミ!?どーしたの!?朝から大声出してぇ!」

あぁ、、、心配させちゃったなあ。

「ううん!なんでもないよぉ!」

あたしは笑顔を見せるとママはホッとしたように笑顔を返した。

申し遅れました。

あたしの名前は川下瑠海。中学一年生、加茂郷中(カモゴウチュウ)に通ってます!

大好きな部活、卓球部です!

ハネた髪の毛をセットして、乾燥した唇にリップを塗る。サッと制服に着替えて

今日の朝ごはんはシュークリーム♥

ルンルン気分で学校行きのバスに乗る。

いつもの朝。

バス停から見える景色が大好きだ。

あたしは身長が低いから視野が狭い。

バスに乗ればいろんなところが見渡せる、

そんなバスが大大大大大好きだ。

「ありがとうございましたぁ」

バスを降りた、ふゎっと寒い風があたしを包み込む。

はーっとはいた息が白い。

お気に入りの曲を鼻歌で歌いながら、いつもの道をゆく。

角を曲がればユリナたちがいるから髪の毛をもう一度確かめて

スキップで歩く。

思いがけず、ユリナたちを見つけると手を振った。

そのユリナ達の後ろに、見覚えのあるモッサリした髪の毛を見つけた-...


山口センパイだ。


察した途端にニヤケと心臓の音が止まらない。

ニヤニヤしたらいかんと下を向いて歩く。

(・・・ーっ!)

耐えられなくなったあたしは、センパイの横をダッシュで

通り過ぎた。

ユリナ達の方へ突っ走ったあと、

はぁはぁと息をつきながら、深呼吸をした。

「ルミ、にやにやしすぎ!キモイ!」

笑いながらユリナが言う。

「あはは、だってさぁ、、、それよりキモいってひどっ!」

これもよく朝に会話する。

まだ今日は通り過ぎただけだからいいけど、

先日なんか、あたしが猫を撫でてる時に通り過ぎてって、

すごく恥ずかしかったなぁ・・・///

あぁ、忘れてた、

ユリナというのはあたしの親友ちゃんです。

岡崎 優里奈 中学一年生 卓球部→凄腕

というプロフィール、ユリナは可愛くて

卓球も強い憧れの存在です!