アレキン義理兄と桜子の一ヶ月【短編】

「「は(ええ)!?」」


突如、玄関からものすごい音が響いてきた。


急いで二人は玄関に向かうと、そこには・・・。


「はぁ~~い、ボンジュー。桜子遅刻してたから、メリアン来ちゃったぁ♪」

「メ、メリアン。なんで家の玄関を破壊して入ってきてるんのーーー!?」


白衣を着た茶色い髪の少女、いやお姉さんが立っていたのであった。


「この人がメリアンはんかいな。はじめまして、桜子のあ「いや~ん、桜子の彼氏じゃないの~!!二人で同棲中だったの?!」て・・」


この子暴走しとるってか、テンション高!なんで、家の玄関を破壊して家に侵入?してきたのか、突っ込みたいんやけど・・。


「同棲中じゃないよ、メリアン。だからね、この人は私の義理のお兄さんだっていってるじゃないの」


「似てないもぉ~ん。桜子ったら、それなりに顔のいい男ゲットしてるくせにぃ~。隠しても、メリアンにはわかるんだな~」

メリアンが勘違いしすぎで、どう弁解すべきだろうか。お兄さんのことをお兄さんだといっているのに、彼氏じゃーん。って言い返されるばかり。


「メリアンの暴走が始まったよ・・。お兄さん、もう諦めてお父さんに説明してもらいましょう。地下室にいますよね?」