アレキン義理兄と桜子の一ヶ月【短編】

「アレキンお兄さんに、今日彼氏役を一日やってほしいんです!!」


俺に彼氏役?アレキンお兄さんに、彼氏になってほしいんです!?


「桜子、あかん。それは、あかんことや!俺らは戸籍上は兄弟なんや。それやのに」



「お兄さん、私お兄さんに告白してるんじゃないんですけど」


急にあせった姿をしたアレキンに、桜子は勘違いされていることにすぐ気付いた。



何せモテる兄だが、昔から彼女はいないのだとか。


それで、私がお兄さんに告白したのと間違えたってことかな。お兄さん、驚きすぎです。