「それにしても、そんな堂々と姿出していいんですか?」 奈緒はそう言うと瀬尾郁は笑って奈緒を見る。 「大丈夫っスよ。ここの誰か入ってくことはないし、それにこの窓ガラスは中からは普通に外が見えるけど外からは鏡になってて中の様子は全く見えないんス。 だから、バレることはないんスよ。」 「なるほど。」 「納得してもらえたっスか?」 「えぇ。」 奈緒はそういうとさりげなく瀬尾郁から離れた。